今回は大分県にある宇目のボルダリングエリアを紹介します。
概要
所在地
宇目ボルダーは大分県佐伯市宇目の山の中にあります。道路から近いところに岩が集中しており、アプローチも比較的楽なエリアなので初中級者向けといえます。
トポ
山と渓谷社が発行している「日本ボルダリングエリア 下」に宇目のボルダリングエリアが記載されています。
岩場の概要、注意事項、岩のおおよその配置や課題を知ることができます。絵で書かれているので読み解くにはコツが必要です。
別のトポとしては、大分ボルダリング協会のHPにトポが公開されています。
こちらはカラーの写真付きで課題もわかりやすく、課題も全てを網羅していると思われるので非常に参考になります。
アクセス
エリアは山の中にあるので車で行くのが一般的です。
自動車
エリアは佐伯市にある北川ダムに近い山の中にあり、山道に沿って行きます。
車通りもほとんどなく、路肩も広いので端に寄せて駐車してエリアへ行くことができます。
基本情報
開拓
2004年頃に地元のクライマーにより開拓が始まり、2006年にお披露目コンペが開催されています。
環境
森の中にあり鬱蒼と木が生えているので日はあまり当たらず、涼しい環境です。逆に冬は寒くなります。岩質は砂岩でフリクションはありますが、山の中で苔っぽいところもあるので掃除しながら登るといいです。
主な課題
マエストロ

道路からすぐに見える大きな岩が入り口ハング岩で、ここにある課題が「マエストロ」です。強傾斜を立体的に登っていく、このエリアの看板課題です。元は初段でしたが、ホールドがかけたことで三段くらいになったようです。

マエストロと同じ岩のカンテ上のラインが「真夏の果実」(一級)です。リーチによってグレードが大きく変わるでしょう。
砂の詩

入り口ハング岩のすぐ上にあるのが砂岩です。この岩は小ぶりですが、ここにある「砂の詩」(三級)は、前傾壁から体が剥がされないように耐える必要があります。後ろの岩が怖いので注意するようにしてください。「砂の唄」が正しい漢字かもしれません。
銀翼

砂岩の隣にある翼岩の前傾したカンテをパワフルに登る課題が「銀翼」(二級)です。
ふぐのしっぽ

砂岩と翼岩のすぐ上にある岩がふぐ岩ですが、ここには一級が三本、初段が二本あります。「ふぐのしっぽ」(一級)はリップをトラバースしていく持久力も必要なラインです。
鬼嫁

ふぐ岩の強傾斜を悪いホールドで耐えながら登る課題が「鬼嫁」(初段)です。
宇目ボルダーにはその他にも80個ほどの課題があるので初中級者にとってはかなり楽しめるエリアです。
おすすめ温泉
エリアから近い温泉は「藤河内湯~とぴあ」で、ここにはキャンプ場も併設されているので宇目ボルダーに行った際には利用してみてはいかがでしょうか。
以上大分県にある宇目ぼボルダリングエリアの紹介でした。アプローチもよく静かな環境で登れるエリアですので、是非行ってみてはいかがでしょうか。
参考元
- 「日本ボルダリングエリア 下」山と渓谷社
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