今回は北海道にある海沿いの岩壁が印象的なアヨロの岩場について紹介していきます。
概要
所在地
北海道登別市の隣にある白老郡白老町にエリアがあります。登別漁港の脇にある砂浜の海岸に沿って高さ20m程度の岩壁が連なっており、その基部もしくは下に転がっているボルダーを登ります。
トポ
山と渓谷社から発行されている「日本ボルダリングエリア 上」にエリアの情報が掲載されています。
アクセス
アヨロの海岸は町に近く、様々なアクセス方法が考えられます。
電車
電車で行く場合は室蘭本線登別駅で下車します。駅からは徒歩で10分程度なので、電車で行くことができる貴重な岩場と言えます。
駅を出て線路を渡り、漁港の脇に沿って進んでいけば岩場への入り口になります。
自動車
自動車で行く場合も同じ道を進み漁港の奥の小屋まで進みます。
この小屋の近くに邪魔にならないように駐車しましょう。間違って漁港の方に停めてしまうと漁師の方に迷惑がかかってしまうので、停めないように注意しましょう。
基本情報
環境
海に面している切り立った岩壁が印象的なエリアです。岩質は安山岩で雨風に磨かれてフリクションはあまりないです。所々にポケットがあってエッジが立っていたりして痛いホールドも多いです。
観光地
隣は登別市なのでもちろん温泉には事欠きません。クライミングで疲れた体を癒しに行くのにいいでしょう。
また、エリアの近くには「登別マリンパークニクス」という水族館があります。駅からエリアへのアプローチの途中に城のような建物が見えるので記憶に残ります。
お時間があれば行ってみてはいかがでしょうか。
アプローチ
駐車場からのアプローチはほぼ砂浜を歩くだけでアップダウンもなく非常に快適です。砂浜ということで足元を取られないように気をつけましょう。
主な課題
ディンプル
漁港側から歩いていくと最初は低いボルダーが並んでいます。その中の垂壁を登る課題が「ディンプル」(6a)です。その名の通りの垂壁の細かいホールドを繋いでいく課題です。
ちなみにその左側のボルダーには「ぬりかべ」(7a)など厳しいフェイス課題があります。
ブラックホークダウン
ディンプルからさらに海側に進んでいくと巨大な岩壁が見え始めてきます。その中でバルジ状の膨らんだ部分を登っていくラインが「ブラックホークダウン」(8a)です。厳しいムーブで高さもあり迫力のある看板課題です。
オレンジクラブ
ブラックホークダウンから少し海側に行ったところにあるボルダーを登る「オレンジクラブ」(6a)は、ホールドもしっかりしている快適な垂壁のラインです。少し高さがあるので高度感を味わえます。
半魚人
開けた海岸の左奥は「奥の浜」と呼ばれていますが、ここは岩壁の基部を登る課題がいくつかあります。「半魚人」(7a)は特徴的なバンドをあがり、フェイスを登る課題です。
このほかアヨロ全体には70課題くらいラインがあり、ルートも何本かあります。
おすすめ温泉
アヨロに近い登別といえば温泉で有名です。どこの温泉でも満足できるでしょう。
以上北海道はアヨロの紹介でした。海を見ながらのクライミングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
参考元
- 「日本ボルダリングエリア 上」山と渓谷社
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