今回は静岡県にある気田川のボルダーを紹介します。
概要
気田川ボルダーはその名の通り、静岡県の中部を縦断するように流れる気田川沿いにある岩場です。人里離れた静かな環境でクライミングを楽しむことができます。
所在地
静岡県浜松市天竜区にある気田川上流にエリアはあります。
明神峡という渓谷の谷間になっており、上流にはダムがあり、その下流にばらばらと岩が点在しています。
トポ
トポを探しましたが見つかりませんでした。インターネットで調べたり地元のクライマーから情報をもらって行くといいでしょう。
アクセス
山中の川沿いのエリアであり、広い範囲に広がっているので車での移動が基本です。
自動車
気田川の上流にあるダムの周辺がエリアです。
整備された駐車場はないので、通行の邪魔にならないところの路肩に停めるなどするしかありません。
基本情報
環境
川沿いのボルダーではありますが、上流のエリアの岩は斜面の上の方にあるので磨かれている印象は少ないです。
下流側だと川の流れによって少し磨かれていますが、それでもフリクションはあります。
エリア全体に言えますが、岩が積み重なった下地が多く、傾斜があったりするのでランディングには十分注意しましょう。
アプローチ
気田川ボルダーは広く分布しているので、その岩ごとにアプローチも異なります。
基本的には道路から河原に降りるかたちになります。整備されているわけではないので、積み重なった岩や土の斜面を慎重に降りて行きます。
足元は悪いですのでサンダルではなく登山靴やアプローチシューズなどを履いて行きましょう。
主な課題
アンペア
「アンペア」(初段)は上流のエリアの擁壁のすぐ下にある岩の課題です。
垂壁の中心を上がっていく課題で、ホールドも悪いですがおもしろい課題です。
ボルト
「ボルト」(二級)はアンペアと同じ岩にあります。
アンペアと共通するラインもありますが、上部が異なります。
すぐ後ろの川側には「鵺」(二段)のある岩があります。非常に存在感のあるボルダーの被った面を上がって行く課題です。
大都会岩
アンペアの岩の少し下流にある巨大な岩が大都会岩です。
ボルダーというにはスケールが大きくマットが意味をなさない高さがあります。
左上するアンダークラックの明確なラインがスタンダードだと思われますが、直上する課題も面白そうです。ランディングには十分気をつけてください。
赤橙
気田川ボルダーの中間部に位置する岩を登る課題が「赤橙」(初段)です。
積み重なった岩のカンテを登る課題でアプローチが少し大変ですが、そのスケールは素晴らしいものがあります。
重箱の隅
エリアの最下流に位置するボルダーの中心を登る課題が「重箱の隅」(初段)です。
この岩には「極楽鳥」(三段)や「筋」(三段)など高難度課題もあり、気田川ボルダーのメインといってもいいでしょう。
上級者でも楽しめるエリアでしょう。
以上気田川ボルダーの紹介でした。あまりまとまった情報がないエリアですが、高難度課題が多くあり上級者向けのエリアです。
是非行ってみてはいかがでしょうか。
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