今回は秋田県にある男鹿ボルダーを紹介します。
概要
所在地
男鹿ボルダーは秋田県男鹿市にあります。本州から日本海側に突き出た形をしている男鹿半島の南側の海岸沿いにあり、漁港の近くにボルダーが転がっています。
トポ
トポは秋田のジムであるガラパカで入手できるようです。私がジムに行ったときは事情の分かる方がおらず、手に入れることができませんでしたが、岩場で合ったクライマーが持っているトポを見せてもらいました。
アクセス
電車・バス
公共の交通機関で行く場合はJR男鹿線に乗り、男鹿駅に行きます。男鹿駅からは、バス男鹿南線に乗ります。双六上というバス停で下車すると、エリアのある漁港です。
バスは本数が少なく、土日祝日は朝と夕方一本ずつしかないので注意してください。
自動車
車で行く場合は、漁港内の駐車スペースに停めます。ただし漁師や釣り人の邪魔にならないように、端に寄せるようにしましょう。できるだけ乗り合いできて、車の台数を少なくするなど配慮するといいでしょう。
基本情報
環境
岩質は3000万年〜2000万年前の噴火による凝灰岩です。多くの礫を含んでおり、風化も進んでいるのでガビガビです。
岩場の近くにはろうそく岩や、噴火の際に変色したと言われる緑色の凝灰岩(グリーンタフ)があり、珍しい光景を見ることができます。
観光地
男鹿半島の海岸線には奇岩が多くあり、観光客も訪れます。昔CMでも話題になった通称ゴジラ岩もクライミングエリアから少し離れたところにあります。
確かにゴジラに見えます。
大きな岩もそこら中に転がっており、無限に開拓ができそうです。但し脆いので岩がかけるのにはご注意を。
主な課題
剛力
金棒岩の真ん中から左にトラバースしてトップアウトする課題が「剛力」(初段)です。後ろの岩に体をこすりそうになるのを上手く避けながら、テクニカルにムーブをこなして行く面白い課題です。
カサブランカ
金棒岩の剛力を見て、左側にあるのがらんか岩です。この中央をSDでスタートする「カサブランカ」(三級)は手の痛みに耐えながらパワーで登って行きます。カサブランカの右側のラインが「キバランカ」(五級)で、左側のラインが「ガンバランカ」(四級)です。
疾風
漁港から一番遠いところにある岩がおにぎり岩で、160度はあるどっかぶりが印象的なボルダーです。ここには「疾風」(初段)や「おにぎり」(三級)、「キラースウィング」(初段/二段)など、強傾斜を楽しめる好課題があります。
鬼が来たりて笛を吹く
漁港に最も近い岩が鬼岩です。この真ん中を直上する「鬼が来たりて笛を吹く」(二段)は天を衝くような迫力があります。このボルダーは非常に高さがあり、下地が海になっている場合もあるのでトライには十分気をつけてください。
おすすめ飲食
男鹿半島の道の駅のようなところで購入した焼きそばはその名も「男鹿しょっつる焼きそば」です。カニやホタテなどの魚介類中心の焼きそばで、塩味が効いていてとても美味しい焼きそばです。
また、男鹿半島の北端にある展望台近くには多くの食事処や土産物屋があります。その中の「ニュー畠兼」で食べた海鮮丼は新鮮な食材とそのボリュームに大満足でした。
たまにはこんな贅沢もいいでしょうか。
以上男鹿ボルダーの紹介でした。アプローチが非常に楽で、強傾斜の課題が多く楽しめる岩場です。ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。
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