クライミングエリア紹介 塩原

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今回は栃木県にある塩原ボルダーについて紹介します。(2021年2月末までは登攀自粛でしたが、3月より解禁されました。解禁はされましたが最新の情報を確認するようにしてください。)

所在地

栃木県那須塩原市の塩原温泉近くにエリアがあります。鬼怒川の支流である箒川上流の河原に大きな岩が転がっており、観光客も多く訪れます。

アクセス

自動車

塩原ボルダーへは自動車で行くのが一般的です。ボルダーから徒歩数分の場所に観光用の無料駐車場があるので、そちらを利用します。

ただし観光客も多く利用しますので、一日中駐車して占領してしまうクライマーは、トイレから遠い方に駐車するようにしましょう。もしこちらがいっぱいでしたら少し上に上がったところの無料駐車場を利用するといいでしょう。

基本情報

開拓

地元クライマーの小菅氏を中心に開拓された岩場です。特に野立岩のルーフ課題は小山田大氏を中心にして、高難度課題が追加されました。

環境

岩質は凝灰岩で脆い場所も多いので注意が必要です。河原のボルダーなので下部のホールドは磨かれていますが、凝灰岩はフリクションがあるので保持はしやすいと感じます。

観光地

塩原は言わずと知れた温泉地であり、多くの観光客が訪れます。塩原ボルダーの代表的な岩である野立岩はその昔、武士の一行がこの上で野営をしたことからその名がつけられました。今では道路から岩まで橋が架かっており、気軽にその岩の上に立つことができます。これを目的に土日は多くの観光客が訪れますので、配慮した行動を心がけたいものです。

野立岩

アプローチ

河原のボルダーは道路から降りてすぐの場所なので迷うことはないと思います。しかし傾斜が急でちょっとしたクライミング、クライムダウンになるので両手両足をしっかり使ってアプローチをしましょう。

主な課題

駐車場から最も近いところにある課題が、「」(三級)です。カチやスローパーなど短いながらもムーブが凝縮された好課題です。

Dライン

Dライン

鳥岩の山側のカンテを登る「Dライン」(三級)は、体の振られに耐える体幹が重要な課題です。この岩にある「」(二級)や「ヒナ」(二段)などもおすすめです。

コプリス

コプリス

野立岩の下流側のカンテを抱え込みながら登る「コプリス」(二段/三段)は、非常にパワフルかつ見た目も印象的なラインです。

カランバ

カランバ

野立岩のルーフには三段以上のラインが10本はあり、超上級者向けです。ルーフ奥の大きな穴ガバからスタートする「カランバ」(三/四段)をはじめ、「ハイドラ」(四/四段+)やそのロングバージョンの「ハイドランジア」(五段)、「バベル」(五/五段+)や「カタルシス」(四段+)などこれでもかという高難度課題のオンパレードです。

水岩の「」(初段)は手数も多くムーブも多彩で楽しい一本です。

後悔

後悔

後悔岩の「後悔」(三級)は悪いホールドを使ったデッドポイントの連続です。桜やDラインと並んで塩原で必ず登っておきたい三級課題です。

エロンチョ岩

エロンチョLR

エロンチョ岩には「エロンチョ」(四級)、「エロンチョLR」(三級)、「エロンチョRR」(二級)など、水流で磨かれた岩の形状を楽しめるマントル課題が豊富です。

FLY HIGH

FLY HIGH

鮫岩の「FLY HIGH」(一級/初段)はスタート付近の強傾斜をダイナミックにこなした後の、スラブ面の繊細な足置きまで気が抜けない課題です。

おすすめ温泉

もちろん周辺の塩原温泉には多くの温泉がありますし、山を降って千本松牧場周辺にも日帰り温泉がいくつかありますのでクライミングで疲れた体を癒すには最適でしょう。


以上塩原ボルダーの紹介でした。超高難度課題から三級くらいまでの面白い課題が狭い範囲に集まっており、アプローチも楽なこともあって人気のエリアです。ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。

参考元

  • 「日本ボルダリングエリア 上」山と渓谷社

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