クライミングのための栄養素 カルニチン

Diet
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今回はダイエット効果が期待できる栄養素として、カルニチンについて紹介します。

最初にお伝えしたいのは、あくまでダイエットをする場合は運動と食事が基本であるという点です。そしてここでいうダイエットはただ体重を減らすのではなく、余分な体脂肪を落としつつ筋肉を減らさないことを目的とします。つまり筋肉が増えて体重が増加する場合もあるということです。

運動によって消費カロリーを上げて、食事のコントロールによって摂取カロリーを抑え、摂取カロリーが消費カロリーを下回れば体脂肪を減らすことができます。この二つの方向からダイエットを実行することで、健康的に体脂肪を減らしていくことが可能です。

また、サプリメントはあくまで栄養”補助”食品であるという点もお伝えしたいです。基本は食事によって一日に必要な栄養素を摂取したいのですが、それでも不足している場合にサプリメントで埋め合わせをするという考え方をおすすめします。

前置きは以上としましてカルニチンについて説明していきたいと思います。

カルニチンとは

カルニチンは非必須アミノ酸の一種です。通常の食事にも含まれており、特に肉の赤身に多く含まれています。特にラム肉に多いのですが、入手性や値段を考えると簡単には食べられるものではないですね。

カルニチンにはD-カルニチンとL-カルニチンがあるのですが、主にダイエット効果、脂質の代謝に効果があるのはL-カルニチンです。ドラッグストアなどでも見かけることが多くなっていますが、カルニチンとだけ書いてある場合はL-カルニチンであることがほとんどでしょう。

カルニチンのメリット

L-カルニチンを摂取することで、脂肪の燃焼が期待できます。体中をめぐっている脂肪酸はエネルギーとして消費されるか、脂肪になってしまうのですが、L-カルニチンがあることによって、脂肪細胞へ取り込まれることを防止してくれます。

カルニチンの利用

L-カルニチンは体内の脂質の代謝に関与します。体に存在する脂肪細胞は脂肪酸とグリセロールが結びついたものです。

肉の脂身、ナッツの油分や調理油などの食べ物を通じて脂質を摂取すると、消化吸収を経て血中に脂肪酸という形で取り込まれます。このとき、L-カルニチンは運び屋の役割を果たします。

血液とともに体中を流れている脂肪酸をL-カルニチンがミトコンドリアに取り込んでくれるのです。ミトコンドリアに運ばれた脂肪酸はエネルギーとなって消費されます。これがL-カルニチンがダイエットにいいとされるメカニズムとなります。

カルニチンの摂取

L-カルニチンの摂取方法ですが、上記でも書いたように食事から摂取することもできます。主に肉類に含まれるので牛肉などを食べることで、タンパク質も同時に摂取することができ一石二鳥です。ただし脂質の摂りすぎには気を付けましょう。

サプリメントとしてドラッグストアなどでも売られているので比較的入手しやすいでしょう。一日あたり1000mg程度の摂取が推奨されます。


以上カルニチンについて紹介してきました。ダイエットは食事と運動のバランスが基本ということを押さえたうえで、L-カルニチンを摂取して自分の体で反応を試してみることをおすすめします。

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