Squamish bouldering tour vol.6 Grand Wall 1

Squamish
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今回はGrand Wallエリアのうち、キャンプ場に近いエリアの課題を紹介していきます。

TITANIC SOUTH

TITANIC SOUTHはキャンプ場に近いエリアで、キャンプ場の駐車場からすぐのところにあります。トレイルにも近くアプローチも楽なエリアです。

Timeless(V5)It’s About Time(V5)といった、トポでもおすすめの課題があります。どちらも薄くかぶった壁からはがされないように、ヒールを使ってダイナミックに動くルートです。

TITANIC NORTH

TITANIC SOUTHの隣に位置するTITANIC NORTHには、エリア名の由来となるTITANICボルダーがあります。

TITANICボルダー

TITANICボルダーのTitanic(V3)は岩の先端をダイナミックに登る課題です。Mantis(V4)は身体張力が必要な体幹を使う課題です。

Mantra(V8)

Mantra(V8)は強傾斜のカンテを抑え込みながらパワフルに登ります。

他にもSuperhero Mojo(V3)はカチ課題で面白いですし、Mr.Bigglesworth(V8)Anubis(V7)などもおすすめの課題です。

THIGHMASTER

森の中のトレイルを北に進むとTHIGHMASTERエリアがあります。

The Airtight Garage(V7)

The Airtight Garage(V7)はすぱっときれた垂壁の、うすいエッジと細かいフットホールドを繊細に拾いながら、かかりの甘いリップへデッドします。カチ力とタイミングが重要な課題です。

エリア名にもなっているThighmaster(V4)は、THIGHMASTERボルダーのカンテを左右のスローパーで挟み込み、ヒールを駆使するまさに太もも(Thigh)の課題です。

THIGHMASTERボルダー

Thighmasterの左側にはSesame Street(V9)があります。遠いガストンで耐えてトラバースをしていく、肩と体幹が重要な課題です。また、同じ岩のTim’s Sloper Problem(V5)もおすすめの課題です。

他の課題ではBlack Mark(V4)はガストンの連続ですし、Mosquito Incubator(V8)などもおすすめの課題です。Backseat(V9)は悪いスローパーを使った高さのある課題ですが、後ろの岩に注意してください。

SURVIVOR

SURVIVORエリアはTHIGHMASTERエリアからThe Cheifのほうに向かって登ったところにあります。

Slingshot(V2)28th Place(V0)Dealer(V0+)など、グレードは優しいですが面白い課題が数多くあります。

Immunity Challenge(V7)は下地は悪くマットが多く必要ですが、ラインがきれいでムーブも面白い課題です。

VIPER

VIPERエリアはTHIGHMASTERからトレイルに沿って北側に広がっています。

Viper(V5)

やはりこのエリアと言えばViper(V5)です。刃物のようなカンテをパワフルに握り込みながら力強く登っていく課題です。

American Gigolo(V3)も特徴的なカンテ課題で、ムーブが面白くおすすめです。

SQUAMISH DAYSボルダーはブロックが積み重なったような外観の岩で、Squamish Days(V0)Squamish Days Traverse(V2)などアップにも最適な課題があります。

また、他にもFried Ant(V0+)のようなグレードは優しいけどおすすめの課題から、Dead Sea to Israelia(V10)Vince Pinch(V12)などの高難度課題まで幅広く楽しめます。

BLACK DYKE

Grand Wallのなかでもひと際目を引く巨大なボルダーがBLACK DYKEです。VIPERエリアの隣にあり、大きなボルダーが転がっています。

BLACK DYKEボルダー

BLACK DYKEボルダーだけでも30以上の課題があります。絶対外せないのはSloppy Poppy(V4)でしょう。スローパー、カチ、ガバと多彩なホールドとムーブがあり、最後のマントルも気が抜けません。とてもおすすめの課題です。

Zero-Zero(V10)

また、同じ岩の別の面のZero-Zero(V10)は、細かいカチに耐えながら、最後にデッドでガバに飛びつく課題です。カチが得意なクライマーにはおすすめです。

BLACK DYKEボルダーには他にも、ハイボールのSummer Vacation(V0)Everest(V0)、高難度のWhen Harry Met Sally(V13)Roller Coaster(V9)Ozzmosis(V11)など課題に不足することはないでしょう。

その他のボルダーではBo Jo Jones(V3)はヒールフックを多用する面白い課題ですし、Double Decker(V3)Skin Graft(V4)などもおすすめです。

また、Snakes of Shaolin(V11)World of Hurt(V10)The Physics(V10)などのハイボールや高難度課題は見て登る想像を膨らませるだけでも楽しいでしょう。

左側がSnakes of Shaolin(V10)、中央がWorld of Hurt(V10)。高さは10m以上。

以上、Grand Wallの南側6つのエリアを紹介してきました。言葉では伝わりきらない課題ばかりなので、ぜひ現地を訪れて登ってみてください。では次回に続きます。

参考元

「SQUAMISH BOULDERING」Quickdrawpublications.com

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