クライミングエリア紹介 武庫川

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今回は兵庫県にある武庫川ボルダーについて紹介します。

概要

所在地

武庫川ボルダーは兵庫県宝塚市の山中にあります。その名の通り武庫川の河原にある岩場で、渓谷に存在するので普通は人が訪れることがないエリアです。

トポ

フリークライミング日本100岩場4東海・関西 増補改訂最新版」に新しく武庫川が掲載されています。


アクセス

電車

電車で行く場合はJR福知山線の武田尾駅を下車し、そこから川の下流側に向かって歩いて行きます。

駐車場や公衆便所を通り過ぎ、小さな橋を渡ると現在は廃線となっている線路があるので、その上をひたすら歩いていきます。このレール上はハイキングコースとなっており、武田尾駅から生瀬駅までの間を繋いでいます。

途中真っ暗なトンネルを通り抜けると大きな橋があるので、そこのフェンスの隙間から降りていき河原に降りて少し上流側に行くとメインの岩場があります。このトンネルは長くカーブもあって昼間でも真っ暗なので、心配な人はヘッドランプなどを持っていくといいでしょう。

自動車

自動車で行く場合も電車でのアプローチとほぼ同じです。武田尾駅の近くに広い駐車場があるので、そこに停めて岩場へ向かいます。

基本情報

環境

山中の渓谷を流れる武庫川の河原に岩が転がっており、人が訪れることがないので静かな環境です。河原は広くあまり水没もしませんし、メインの岩はルーフなので多少の雨でも登れます。ブロックが積み重なったようにクラックが多数ある形状が特徴的な岩です。

アプローチ

武庫川へのアプローチになっているのは鉄道の廃線ですが、意外にハイキングの人が歩いています。クラミングエリアへ行く途中に人と会うこともあるので道を譲りあうなどしましょう。

メインの岩場へはフェンスの隙間から降りるようになっています。段差が大きいので注意して上り降りするようにしてください。

怪我となると救助が来るには時間がかかる場所であることを意識して行動しましょう。

主な課題

*メインの岩場はホールド欠損しているので、課題とグレードが変化している場合があります。

猿の腰掛

メインのボルダーの左側の大きなホールドを使って登るラインが「猿の腰掛」(一級)です。ガバからシットスタートで登り始め、S字上に直上していきます。保持しづらいホールドに対して、足技を駆使して登るテクニカルな課題です。

ベイビーハング

右側のカンテを登る課題が「ベイビーハング」(三級)です。どっかぶりを生かしたダイナミックなムーブが面白い課題です。

これを下部からスタートすると「猿の神」(初段)になります。

猿回し

ベイビーハングよりさらに右側にある大きな棚を使って登る課題が「猿回し」(三級)です。

このラインをシットスタートで上がると「大猿回し」(初段)というラインになります。棚を抱え込んで登るムーブが面白くおすすめです。

冷酷

メインのボルダーの中央を直上する看板課題が「冷酷」(四段)です。ルーフからスタートしてピンチ力全開のムーブをこなしてリップへと上がっていく厳しいラインです。

これもホールドが変わっていてグレードが変化していますのでご注意ください。

おすすめ温泉

武田尾駅近くに「武田尾温泉」があり日帰り入浴も楽しめます。

https://www.takedao-onsen.jp/daytrip.html

以上兵庫県にある武庫川ボルダーの紹介でした。人里離れた静かな環境の岩場でのボルダリングを楽しんではいかがでしょうか。

参考元

  • 「フリークライミング日本100岩場4 東海・関西 増補改訂版最新版」山と渓谷社

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