今回は宮城県にある大倉川沿いのボルダリングエリアを紹介します。
概要
宮城県仙台市から内陸に向かい、山の中にエリアがあります。
所在地
宮城県仙台市青葉区大倉高見沢の大倉川沿いにボルダリングエリアがあります。定義如来西方寺というお寺が近くにあり、多くの参拝客が訪れる場所でもあります。
トポ
山と渓谷社が発行する「日本ボルダリングエリア 上」にトポが掲載されています。東日本全体で一冊となっているので、一つのエリアについては簡単にまとめてある程度ですが、アプローチや課題の配置、注意事項などが載っているので参考になります。
アクセス
大倉ボルダーは定義如来に近いので公共の交通機関で行くこともできます。
バス
仙台駅方面からは仙台市営バスを使って行くことができます。仙台市営バスの仙台駅前から845系統に乗車し、1時間ほどで定義に到着します。
自動車
車で行く場合は西方寺の駐車場に停めて行くことも可能ですし、エリアに向かったところにある広場に駐車することも可能です。
定義如来の駐車場からは大倉川の下流に向かって歩いて10分程度なのでアプローチは楽です。
基本情報
環境
雪が積もらない4月から12月にかけて登れるエリアです。河原のボルダーということもあり夏でも涼しく登れますが、結露が多いので朝は注意してください。
河原ですが水流で磨かれているという感じはなく、岩は安山岩のざらっとした表面でフリクションはあります。
観光地
定義如来西方寺が近くにあり多くの参拝客が訪れますので、駐車場で荷物を広げたり長時間立ち話をして周囲に迷惑をかけない様にしましょう。
三角形のお揚げが有名らしく売店で売っているので購入してみるのもいいでしょう。
アプローチ
アプローチは西方寺から川沿いの道を歩いていくのですが、途中で道が崩れているところがあるので注意してください。フェンスがあることからわかる様に、落石が発生する可能性もあるので、道路の上下方向への注意が必要です。
主な課題
くノ一返し
道路の脇にポツンとある岩の、斜めになっている棚のような形状を登っていく課題が「くノ一返し」(二級)です。登る時のムーブに、この課題名がつけられた理由がありますので、ぜひトライして確かめてみてください。
汁
大倉川の河原にはここのメインのボルダーである汁岩があります。初めて見るときはその高さに圧倒されるでしょう。
この岩には「汁」(初段)やこのエリア最難の「縁」(四段)まで、さまざまなバリエーションの課題があります。
高さがあるのでランディングには充分注意してトライしてください。
おすすめ温泉
作並温泉
エリアからは少し離れますが、仙台の温泉といえばここは外せないでしょう。山の中にある立派な日帰り温泉に入ることができます。
いくつか温泉宿がありますが、私は「一の坊」というところに日帰り入浴をしましたが非常に雰囲気の良い中で気持ちよく温泉を楽しむことができました。
このほか少し離れますが秋保温泉も有名な温泉地ですのでおすすめです。
以上宮城県の大倉川ボルダーの紹介でした。アプローチも楽ですし、面白い課題が一箇所に集中していますので、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。
参考元
- 「日本ボルダリングエリア 上」山と渓谷社
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