クライミングエリア紹介 藺牟田池

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この記事では、鹿児島県にある藺牟田池ボルダーを紹介します。

所在地

鹿児島県薩摩川内市の藺牟田池の周りにあるエリアです。鹿児島市の中心部からおよそ40km、車で1時間ほどの場所にあります。

ボルダリングのエリアとしては、NEWエリアと呼ばれる場所と、竜石ボルダーの2か所がメインのエリアです。

竜石から眺める山王岳 このふもとにNEWエリアがある

アクセス

藺牟田池へのアクセスは自動車が主となります。

NEWエリアに行くには、藺牟田池方面からきて竜石を少し通り過ぎたところで、砂利道の林道に入ります。さらに少し進むと駐車できるスペースがあります。そこから林道を入ったところにエリアがあります。

竜石ボルダーへは竜石への参拝用駐車場がありますので、そこに車を停めます。

どちらも5台程度しか停めることができませんので、詰めて停車するようにしましょう。また、林道は地元の方の迷惑にならないようにしましょう。

竜石参拝用の駐車場

基本情報

開拓

2009年頃に地元のクライマーによってNEWエリアが開拓されており、八級~初段までが充実しています。上級者向けには小山田大氏開拓による四段までの高難度課題があります。

環境

岩質は安山岩で、少しガビガビしており指皮が結構持っていかれます。鹿児島ということもあって温暖な気候で、冬にいくとコンディションがいいです。

竜石ボルダーからは藺牟田池が一望でき、非常に気持ちがいいです。

祠から藺牟田池を望む

藺牟田池

クライミンエリアは藺牟田池を囲むように点在しています。その藺牟田池は藺牟田池自然公園としてラムサール条約に登録されており、周囲にはホテルやキャンプサイトなどがあり、観光地となっています。

藺牟田池自然公園
7つの外輪山に囲まれた静かな池。直径約1km。最深は約3.5m。多様な動植物種が生息する貴重な自然環境が残っています。周囲約4kmの湖畔には梅や桜などの並木があり春は花見、秋は紅葉と楽しむことができます。 池には「浮島」と呼ばれる泥炭が300近くあり、低層湿原でこれだけ見れるのは極めて珍しいことから国の天然記念物...

クライミングのついでにキャンプをしてみてはいかがでしょうか。

エリア紹介

各エリアの情報は下記のトポを参考にしました。

藺牟田Boulder

竜石ボルダー

山を軽く登ったところにあるのが竜石ボルダーです。祠から少し降りたところの斜面に引っかかるように大きな岩が転がっています。

このひとつのボルダーに派生を含めて15本以上の課題があります。

しかもどの課題も初段以上の高難度ルートで、ランディングもよくないので上級者向けです。

アクアイム」(三段)、「」(三段+)、「大蛇」(三段ー)、「龍神」(四段)といった課題があり、グレードだけでその厳しさがわかります。

藺牟田池NEWエリア

NEWエリアには、八級から四段まで70以上の課題があり、特に一級以下の課題が充実しており、飽きることなく楽しめるエリアです。

Aエリア1番の岩 ズゴックのある面

Aエリアの1番の岩の前傾した面には「ズゴック」(二級)、「ランデブー」(三級)などがあります。

Aエリア1番の岩 ペラのある面ある面

また、別の面には「ペラ」(四級)、「ハジッコ」(四級)があり、他の面には八級もあるのでアップに最適です。

Bエリア4番の岩

Bエリア4番の岩には「ホントツキ」(三級)や、「MIKE」(三級)といった課題があります。

チョークのついている岩がたくさん転がっています
オーバーハングからマントルが面白い課題もあります

エリア全体には他にも、「イオス」(二段)や「ボア」(三段ー)、「ダッコ」(四段ー)など高難度課題もあります。

以上藺牟田池ボルダーの紹介でした。冬の間でも登れて、高難度課題も多く、さまざまなグレードのクライマーが楽しめるエリアだと思いますので、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。

参考元

  • 「日本ボルダリングエリア 下」山と渓谷社

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