岩場での安全

How to
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外の岩場で登る場合、自然の中ですから様々な危険が存在します。その中で危険の原因と、その対策を紹介します。

アプローチでのけが

駐車場や駅からのアプローチは基本的に山などの自然の中になります。そこでは都市や町とは違った状況があり、クライマーの心理状態としても岩場に行くことで頭がいっぱいで、注意力が低下する場合もあります。

アプローチ途中の段差や木の根っこ泥や落ち葉や石がぬれていて滑るなどが考えられます。

対策としては足元に集中をする、シューズをアプローチシューズや登山靴、可能であればハイカットのくるぶしまで隠れるようなシューズを履いて、ねん挫しないようにすることが考えられます。

また、道に迷ってしまう危険も考えられます。トポの図を読み取れなかったり、地図自体が間違っている場合など、整備されていない場所に出てしまってけがにつながるパターンです。

道に迷わないためには事前の準備が大切で、トポだけでなく登山用の地図を参考にする、地図アプリとGPSを使って場所を確かめるなど対策があります。また、初めての岩場の場合は、行ったことのある経験者に最初はついていくのが無難なところです。

登っているときのけが

クライミングをしているときにも様々な危険が存在します。自然の中で行っている以上、落石や人工物の落下は起こると考えたほうがいいです。

腐食や経年劣化によってボルトやハンガーなどが抜けてしまうことがあります。また、クライマーのミスでクイックドローなどの道具を落としてしまう可能性もあります。

ぐらついている岩は使わないようにしましょう。また、クイックドローは落とさないように、かける練習を下でも十分にするといいでしょう。ビレイや休憩の場合は壁から離れると、もし落下物があった場合でもあたることがないです。

また、落下物への対策としてヘルメットが有効です。めんどくさいかもしれないですが、登るときも、ビレイや休憩をしているときもヘルメットをしていると安心します。

ボルダリングをしている場合は、着地によるけがが多く発生します。地面に着地するという性質上、どうしてもねん挫や骨折が発生しやすくなります。

マットの使い過ぎに賛否両論あるかと思いますが、着地に自信がなく、不安であるならばリスク回避としてマットを多めに敷いておく厚いマットを選ぶといった対策が有効です。

体温管理

体が冷えるとクライミングの質も上がらずけがにつながるだけでなく、風邪をひくなど病気にもなってしまいます。特にクライミングのベストシーズンは寒い季節だったりするので、さらに山の中だと気温の変化も激しいので防寒は必須です。

クライミングをする際やアプローチでは汗をかくこともあります。しかし岩の前でレストやビレイをしているときは、ほとんど動かないので体が冷えてしまいます。ですので、どちらの場合にも対応できるように、脱ぎ着しやすいように重ね着をしていくといいです。

重ね着をすることをレイヤリングとも言いますが、何枚も服を着ることで、空気の層を作ることができます。空気は天然の断熱材となり、防寒の役割を担います。

また、直接体を温めるため、カイロを持ってくる場合もあります。今は20時間も持つカイロも売っているので行動する時間を考慮して購入するといいでしょう。

また、体を内側から温めるために、熱い食べ物や飲み物を採るといいでしょう。カップ麺などを作ってもいいですし、家で魔法瓶に温かい飲み物を入れていくと荷物を減らすこともできます。

動物や虫

クマやイノシシ、シカに注意しましょう。出会わないようにすることがまず大事で、クマよけの鈴を持ち歩く、においのする食べ物を持たないなどの対策が有効です。

他には蚊やアブ対策として、虫よけスプレーを体にかけていくのもいいでしょう。ボディーシートや整髪料などの香りに寄ってくるので注意してください。

スズメバチの巣には近づかないでおきましょう。スズメバチや蛇にかまれたときのために、ポイズンリムーバーは常に持ち歩くといいです。アナフィラキシーショックを起こす場合もあるので、刺されないようにすることが重要です。

以上クライミングに関する危険とその対策方法を紹介してきました。自然の中でのアクティビティなので危険はつきものですが、危険を知ることで対策をすることができます。楽しく登るために、この記事が役に立てば幸いです。

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