アウトドアでクライミングをする際のマナー

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今回は自然の岩場でクライミングをするときのマナーについて紹介していきます。クライミングをしている最中もそうですが、アプローチも含めてクライミングをしに行く際のマナーです。

アウトドアでのクライミングのマナー

マナーの紹介をする前に、常識的なこと法律を守ることが前提となります。ゴミを出さない、火気使用禁止の場所で火を使わない、立ち入り禁止のところには入らない、植物や石を持ち帰らないといったことです。特に国立公園や国定公園、都道府県で指定されている場所ではこれらは明確に禁止となっており、罰則が設けられています。

そういったもの以外にクライミング特有、アウトドアアクティビティ特有のマナーについて紹介していきます。

大声を出さない

クライミングをしているとついつい声が大きくなってしまう場合があります。登れたときの喜びや、ここぞというときの気合い、応援の言葉などどうしても声が出てしまいます。

しかし岩場の近くを通る登山客にまで聞こえてしまうと驚かせてしまいます。

また、静かな環境を望むクライマーや、集中している時には静かにして欲しいと思っているクライマーもいます。

岩場の近くに民家がある場合もあります。クライミングを知らない人もいますので、そういった人に対しては大声は迷惑でしかありません。普通に生活をしていて急に大声が聞こえてきたら驚きますし、事故でもあったのではないかと心配にさせてしまう可能性があります。

クライマーは自分本位にならず、常に周囲に気を配るようにしましょう。

周りのゴミを持ち帰る

自分で出したゴミを持ち帰るのはもちろん、気がついたら他人のゴミも拾って持ち帰りましょう

自分はゴミを出していない、持ち帰っていればいいと考えがちですが、岩場にゴミが落ちていた場合、周りから見れば誰が捨てたのかはわかりません

クライマーとしてひとくくりにされてしまい、印象を悪くされて岩場に立ち入り禁止となる可能性もあります。そういう意味で自分本位の行動をしないように、自分が社会の一員であるということを認識して行動しましょう。

何よりも自然環境を守るため、本来そこにあるべきでないものを取り除き、あるべき姿に戻すようにしましょう。

ナイトクライミングをしない

登りに夢中になっているとついつい時間が過ぎてしまい暗くなるまでクライミングをすることもあります。夏など暑い時期には夕方以降の涼しいコンディションの良い時間に登りたい気持ちもあるでしょう。

しかし夜の暗い中、ヘッドランプの明かりでクライミングをしている人をクライマー以外の人が見かけたらどう思うでしょうか。

不審者が山に入っていると思われても仕方がないのではないでしょうか。

登っている側からしてもホールドも見えづらいですし、周囲の状態、特に足元も見えづらいです。必然的に怪我のリスクが上がりますし、事故が起きた場合の救助も難航してしてしまいます。

太陽が沈んで暗くなったら家に帰る。そんなシンプルな行動でいいのだと思います。

トレイルを占領しない

クライミングをする場所は登山道の付近や、近所の人の散歩の通路だったりする場合があります。

例えば北山公園などの公園の中はハイカーや地元の人など、クライミングのことを知らない人が通りますので、周囲に気を使った行動が必要です。

クラッシュパッドで通路を塞いでしまうと、通行の妨げになってしまいます。登らない時はクラッシュパッドをずらしておく、通行人がきたら登るのをやめて通路をあけるといった、配慮のある対応をしましょう。

チョークを落とす

クライミング特有のマナーとしてはやはりチョークの掃除があります。

クライミングをしない人から見ればただの汚れにしか見えないですし、クライマーだとしても積もったチョークの跡は見た目によくありません。

また、チョーク自体に滑り止めの効果があるというのは少し誤解で、チョークは手汗を吸収してくれるので手が滑りにくくなるというものです。したがって、チョークを塗りたくってしまっては逆効果で、すっぽ抜けの原因になります。

ですのでクライミングが終わったらチョークはブラシなどで落とすようにしましょう。


以上アウトドアでクライミングをする際に気をつけて欲しいマナーについて紹介しました。紹介した以外にも常識的に守るべき行動もあると思います。

ここで紹介した内容が参考になり、アウトドアでのクライミングができる環境が長く続くようになることを願っています。

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